バリオス2 エンジンオイル・オイルフィルター交換【徹底解説】

バイクのメンテナンスで最初に思い浮かべるのは「オイル交換」かもしれませんね。
エンジンは人間でいうところの心臓です。そしてオイルは血液のようなもの。適切にケアしてあげる必要があります。
メンテナンスの基本にして、最重要といっても過言ではありません。

エンジンオイルには以下の6つの役割があります。

  • 潤滑
    金属の表面に油膜を作って、金属同士の滑りを良くする。
  • 冷却
    燃焼や摩擦で発生するエンジン内部の熱を吸収して放出する。
  • 密閉
    ピストンとシリンダーの隙間に油膜を作り、圧縮ガスや燃焼ガスが燃焼室内から逃げないようにし、パワーを維持している。
  • 緩衝
    燃焼室内での爆発や膨張による衝撃を油膜がクッションになり、衝撃を和らげる。
  • 洗浄
    燃焼により発生したエンジン内部の汚れを取り込み、エンジンをきれいに保つ。(オイルが黒く汚れるのは洗浄によるもの)
  • 防錆
    金属表面に油膜を作り、酸や水分が原因で発生するサビや腐敗を防いでいる。

エンジンを正常な状態に維持するため、エンジンオイルは様々な役割を果たしています。
オイル交換を怠ると様々な不具合が発生してしまいます。

愛車に長く乗り続けるためにも、しっかりメンテナンスしたいですね。

バイクのオイル交換の頻度は一般的に「3000~5000kmに一度」もしくは「半年に一度」と言われていますが、バリオス2のような高回転型のエンジンですと3000kmに一度が良いかと思います。
エンジンを高回転まで回すと、それだげオイルもエンジンを循環しているので劣化も早いです。

オイルフィルターの交換は「オイル交換2回に1回」で問題ありません。

また、オイルだけの交換とオイルフィルターも交換する時では新しく入れるオイルの量が異なるので注意が必要です。
バリオス2の場合は、オイルのみ交換で2.2リットル。フィルターも交換で2.6リットルです。

初心者の方にもわかりやすく解説していきますの一緒に頑張りましょう!
それではやっていきましょう!

目次

エンジンオイル・オイルフィルター交換に必要なもの

まずは必要なものを紹介していきます。
それほどたいそうなものはないので、どなたでも準備することができると思います。

これらが、バリオス2のエンジンオイル・オイルフィルター交換に使うものです。

①ショップタオル

②Amazon限定 エーモン ポイパック 2.5リットル 廃油処理箱

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③カストロール エンジンオイル POWER1 4T 10W-40

④オイルフィルター Daytona(品番98739)

⑤ポリジョッキ

⑥ドレンワッシャー Daytona(M12 厚さ1.7mm)

⑦コンビネーションレンチ 17mm

⑧プライヤー式オイルフィルターレンチ ※⑩があれば必要ないです。

⑨オイルフィラーキャップを開けるやつ(車載工具に入っています。名前わかりません。すみません。)

⑩カップ型オイルフィルターレンチ(14面64mm) ※⑧があれば必要ありませんが、バリオスの場合⑩のほうがやりやすいです。

エンジンオイルの排油

まずは古いエンジンオイルを排出していきます。

廃油処理箱を広げていきます。

車体の下部にエンジンオイルのドレンキャップがありますので、廃油処理箱がその下に来るようにセットします。

17mmのレンチでドレンボルトを反時計回りに緩めていきます。

ある程度緩んだら、あとは手で回していきます。
緩んでくるといきなりオイルが出てきますので、少し上に抑えながら回したほうが良いです。

ドレンボルトを外すと、このようにオイルが勢いよく出てきます。
真っ黒に汚れていますね笑
3000km走るとこのくらい汚くなります。

ドレンボルトを外した時、一緒にドレンワッシャーが取れてくるかと思います。
このワッシャーも消耗品なので新しいものと交換します。

しばらくすると「ドバー!」から「チョロチョロ」になっていきます。
この状態でもしばらくで続けますので気長に待ちましょう。

待っている間にオイルフィルターを外していきます。
バリオス2の場合、オイルフィルターの横に胴体の支柱があるのでプライヤー式のオイルフィルターレンチだと、少しやりにくいです。

今回はカップ型のオイルフィルターレンチを使って外していきます。
角が合うようにオイルフィルターにレンチをセットします。

17mmのレンチをセットし、反時計回りに回してオイルフィルターを緩めます。
この時、カップレンチとオイルフィルターがうまくかみ合っていないと、空回りしてオイルフィルターの角を削ってしまうことになるので注意しましょう。

ある程度緩んだら、あとは手で回して外します。
フィルター部分からも結構な量のオイルがでできます。
外す前に廃油処理箱の位置を調整しておきましょう。

オイルが出きったら、廃油処理箱の袋をオイルが漏れないように付属の結束バンドでしっかり閉じます。
箱を閉じ地域のルールに従って処分してください。

新しいドレンワッシャーをドレンボルトにセットし、ボルトを時計回りに回して閉めていきます。

最後にレンチを使ってしっかりとつけます。

新しいオイルフィルターも取り付けていきます。

オイルフィルターを付けるとき、注意していただきたいのが、強く締めすぎると固着して次回の交換時に外れなくなってしまう可能性があるので、手締めで占めた後、レンチで少し締める程度が良いかと思います。

エンジンオイルの注油

いよいよ新しいエンジンオイルを入れていきます。

オイルフィラーキャップを反時計回りに回して外します。

バリオスの車体右側から見るとオイルの量を確認する窓の下にオイルの量が書いてあります。
しっかり2.6リットルですね。

ポリジョッキにオイルを入れます。
1リットルのものなので3回に分けて入れていきます。

しかし、古いオイルと色が全然違いますね笑

穴からどんどん入れていきます。

全て入れ終わったら、窓からオイルの量を確認してみましょう。
いい感じに入りましたね。

注油が完了したらフィラーキャップを閉めます。
横棒が平行になるぐらいが丁度良いトルクです。見た目のいいですしね。

最終点検

最後にドレンボルトやオイルフィルターからオイル漏れがないかなどを確認しましょう。
また、一度エンジンをかけしばらくアイドル運転を行い、再度オイル漏れがないかどうかを確認しましょう。

漏れがなければ完了です。
お疲れさまでした!

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