バイクで北海道一周ツーリングを行った際、北海道の3つの離島の一つである『奥尻島』に行ってきました。
北海道ツーリングは行ったことあるけど、離島は行ったことがないという方も多いと思います。
私も奥尻島の名前は聞いたことあったけど、どんな場所かは全く知りませんでした。
しかし、実際に行って非常に魅力的な島であることを実感しました。
「奥尻島は気になっているけど、行ったことが無い。」
「奥尻島ってどんな島なの?」
そんなことを思っている方々はこの記事を読めばきっと『奥尻島』の魅力を発見できると思います。
奥尻島はどこにあるの?
まずは奥尻島の場所です。
北海道はやたらと大きいので、どこにあるかは重要ですよね。
こちらが奥尻島の場所です。
北海道の隣にいるので小さく感じますが、面積は142.97㎢でそれなりに大きさはあります。
みんな大好き東京ドームでいうと約3,042個分になります。(正直分かりにくい😅)
これで奥尻島の場所はばっちりですね。
奥尻島への行き方
次に奥尻島への行き方を紹介します。
だいたいお察しはついてるかと思いますが、離島なので海を渡るか、空を飛ぶしか方法はありません。
奥尻島へはフェリーか飛行機で行くことができます。
飛行機
奥尻島には奥尻空港があり、飛行機で行くことができます。
奥尻空港への直行便は道南の函館空港からのみ運航されています。
北海道エアシステム(HAC)と日本航空(JAL)が共同運航しており、便数は1日1往復です。
所要時間は約30分で通常ダイヤは以下の通りです。
函館空港11:15 → 奥尻空港11:45
奥尻空港12:15 → 函館空港12:45
料金は時期や予約のタイミングなどによって変動しますが、飛行機なのでやはり10,000円以上はします。
しかし、所要時間はたったの30分で函館から行くことができるので、時間や利便性を重視するのであれば飛行機がおすすめです。
また、飛行機ではバイクや車を一緒に持って行くことができません。
愛車でツーリングやドライブをしたい方は注意が必要です。
運航状況や価格の詳細はJALの公式サイトでご確認ください。
フェリー
フェリーは奥尻島東側の対岸にあります江差町から出ています。
運航はハートランドフェリーで、北海道において離島へのフェリーを運航しています。
『利尻島』や『礼文島』へのフェリーもハートランドフェリーが運航しています。
便数は1日1往復で所要時間は約2時間10分です。
通常ダイヤは以下の通りです。
江差港13:00 → 奥尻港15:10
奥尻港7:00 → 江差港9:10
フェリーであればバイクや車と一緒に奥尻島に行くことができます。
料金も飛行機に比べれば非常に安く、最も安い場合は大人が2,910円です。
バイクや車を持って行く場合は、別途料金がかかります。
バイクは排気量、車は大きさによって料金が決められています。
バイクの場合750㏄以上であっても6,270円なので、10,000円を超えることはありません。
料金についての詳細はハートランドフェリーの公式サイトでご確認ください。
奥尻島へ出航
いよいよ奥尻島へ出航です。
船はやっぱりワクワクしますよね。
甲板にも自由に行くことができるので、海をずっと眺めることもできます。
こちらは最も安い2等の席です。席というより部屋ですかね。
とても広々としていました。
各空間にテレビやコンセントも備え付けてありました。
枕もあったので、お昼寝も気持ちよくできます。
海を眺めたり、お昼寝したり、旅人同士で話していると2時間はあっという間でした。
奥尻島で行きたい場所
ついに上陸しました。
ここからは私が実際に行って良かった場所を紹介していきます。
その前に、奥尻島にはコンビニが一つしかありません。
奥尻島の東側にあるセイコーマートが唯一のコンビニです。
北海道でのセイコーマートの勢力はすさまじいですね😆
キャンプ場で自炊するとなるとここでしか食料を確保できないので、忘れないうちに行っておくことをおすすめします。
①鍋釣岩(なべつるいわ)
奥尻島のシンボル的な存在で、なんとなく知っているという方も多いのではないでしょうか。
ほんとに不思議な形ですよね。
なんでこんな形になっているのかは分かりませんが、自然の力のすごさを改めて実感しました。
このような形をしていると、どうしてもくぐりたくなりますよね笑
②うにまるモニュメント
奥尻島はウニが有名で、7月~8月中旬は一年の中で最も新鮮なウニが食べられます。
そんなことから奥尻島にはウニの形をしたマスコットキャラクターの「うにまる」がいます。
この「うにまる」のモニュメントということですが、どちらかというと普通のウニに見えますね😅
そんなことはさておき、面白いモニュメントなので一度は見ていただきたいです。
③宮津弁天宮
こちらは江戸時代に島民が大漁祈願のためにお社を建てたのが始まりだそうです。
非常に立派な建造物でした。
ここに行くまでに急な階段を下って上る必要がありますが、行く価値はあると思います。
④賽の河原・稲穂岬
奥尻島の北端には稲穂岬とキャンプ場にもなっている賽の河原公園があります。
海に近くまで行くことができ、奥尻の潮風を全身で感じることができます。
公園には土俵もありましたよ。
また、近くには『北の岬 さくらばな』という漁師さん直営の食堂があります。
ウニを食べたかったのですが、残念ながら少し時期がずれており食べることができませんでした。
しかし、いただいた「アワビといくら丼定食」はとてもおいしかったです。
海鮮の軽食やお土産も売っているのでぜひ足を運んでみてください。
⑤北追岬公園(きたおいみさきこうえん)
独特な形の彫刻が奥尻の自然の豊かさと調和しています。
不思議な感覚です。
『北追岬』という名前ですが奥尻島の北側にあるわけではなく、西側にあります。
近くには『北追岬公園キャンプ場』があります。
トイレや水場が設置されておりロケーションも抜群です。
北追岬公園キャンプ場についてはこちらの記事に感想を載せています。
あわせて読んでみたください!
⑥奥尻ワイナリー
奥尻島にワイナリーがあることをご存じでしょうか?
奥尻島は海に囲まれているため、潮風が海の恵みを運んできてくれるそうです。
そのため、奥尻ワインにはミネラルが多く含まれています。
私も白ワインを買って飲んでみましたが、すっきりとした酸味があってとてもおいしかったです。
バイクや車の運転をされない方であれば、ワインの試飲もできるので行ってみてください!
⑦球島山展望台(たましまやまてんぼうだい)
奥尻島で3番目に高い球島山の頂上にあり、標高は369.3mです。
遮るものは何もなく、奥尻島を360°見渡すことができます。
近くには駐車場があるのでそこまでバイクで行くことができます。
とても気持ちが良く、開放的な気分になります。
⑧神威脇温泉保養所
奥尻島の西側にある島内唯一の温泉地です。
また、北海道で最も西にある温泉地でもあります。
夕暮れ時に行くと水平線に太陽が沈んでいく絶景を湯船につかりながら見ることができます。
北追岬公園キャンプ場から近い場所にあるのでぜひ利用してみてください。
奥尻島のツーリングは最高
奥尻島は離島であるため、やはり車の交通量も少なく信号も数えられるほどしかありません。
沿岸の道はきれいな海を眺めながら走ることができ、内陸も気持ちよく走ることができる峠道があります。
また、アドベンチャーライダーが大好きな林道もあります。
奥尻島のどこを走っても楽しいので、ライダーにとってはまさに天国です。
本当に楽しすぎました。
北海道ツーリングに行かれた際には、ぜひ奥尻島に足を運んでみてください!
コメント