バイクの多くはエンジンからトランスミッションを介して、後輪につながっているチェーンを回すことによって前進しています。
自転車と同じような感じですね。
一部の外車などではベルト駆動であったり、直接シャフトで回しているものもありますが、ほとんどのバイクはチェーン方式をとっています。
エンジンの回転力をタイヤに伝えるという大切な役割を持っているチェーンですので、もちろんしっかりメンテナンスをする必要があります。
バイク初心者の方でも簡単にメンテナンスをすることができますので、この記事を見ながら一緒にやっていきましょう!
チェーンメンテナンスの頻度
チェーンのメンテナンス頻度は一般的に500kmごとと言われています。
少し頻度は多くなりますが、そんなに時間がかかるものでもないので、愛車のためにもしっかりと行いましょう。
メンテナンスを怠ると、抵抗が増えて燃費が悪くなったり、最悪の場合チェーンが切れて大事故につながりかねません。
私も以前2,000kmくらいメンテナンスをしないでいたら、明らかにバイクの調子が悪くなりました。
皆さんはそうならないようにしてくださいね。
必要な道具
チェーンメンテナンスに必要な道具を紹介していきます。
今回使ったものはこちらです。
①unitメンテナンススタンド
まずはメンテナンススタンドです。
巷には様々なタイプのメンテナンススタンドがありますが、私はこのUNITのものをお勧めします。
一番のお気に入りポイントは、写真で見てわかる通り、非常にコンパクトなサイズになることです。
使い方は後程解説しますが、非常に簡単です。
普段の収納も場所を取りませんし、長距離ツーリングなどに持って行くことができます。
北海道ツーリングなんかをするとなると、500kmなんか一日で走ってしまいます。
私も毎日チェーンメンテナンスをしていたわけではありませんが、やはり気になった時にはやっていました。
スタンドが無くてもバイクを前後に動かすことで、チェーンを回す方法もありますが、面倒くさすぎます。
一つ持っておいて損はないと思いますよ。
他のタイプのメンテナンススタンドも紹介しておきます。
バイク用メンテナンススタンド
安定感があるのは間違いありません。家でのメンテナンスしかしないという方はこちらの方が良いと思います。
バイク用メンテナンスローラー
他にもローラータイプのものもあります。
ご自分に一番合ったものを見つけてみてください!
②ブラシ
バイクのチェーンメンテナンス用のブラシがあります。(上記は三面同時に磨けるもの)
個別で売っているものもありますが、私はチェーンクリーナーに付属しているブラシを使っています。
③チェーンルブ
私はKUREのチェーンルブを使っています。KUREはとにかく安いです。ずっとこれを使っていますが、十分だと思います。
余裕がある方はWAKO`Sのチェーンルブもおすすめですよ。
④チェーンクリーナー
こちらのチェーンクリーナーにはブラシがおまけでついてくるので、個人的に気に入っています。
ブラシを買う必要がないので非常におすすめです。
⑤ショップタオル
毎度おなじみ、バイクのメンテナンスには欠かせない絶対的エースですね。
チェーンの汚れや塗りすぎた油などをふき取るのに使います。
準備するものは以上です。
それでは作業に入っていきましょう!
1.後輪を浮かせる
まずはメンテナンススタンドを使って後輪を浮かせていきます。
UNITのメンテナンススタンドは使うときの形にします。
バイクの右側の写真の位置にセットします。
てこの原理を使って後輪を持ち上げますが、普通にやろうとすると重くて持ち上がらないので写真に示す角度ぐらいが丁度良いです。
持ち手を下に押し込んで後輪を持ち上げます。
これで無事タイヤが浮き上がりました。
持ち上げるときバイクが少し動くことがありますので、できるだけ平らな場所でサイドスタンドをしっかり立てて、ハンドルロックもしておきましょう。
2.チェーンクリーナーで汚れ落とし
まずはチェーンクリーナーをぶっかけて汚れを浮かしましょう。
チェーン全体にスプレー出来たらブラシで磨いていきます。
そんなに力を入れる必要はありません。優しく磨いてあげましょう。
気持ちいぐらい汚れが落ちていきますよ。
磨き終わったら再びチェーンクリーナーで汚れを吹き飛ばしていきます。
これでチェーンの清掃は終了です。
3.チェーンへの注油
続いてはチェーンへの注油ですが、チェーンクリーナーが少し乾いてから注油した方が効果的なため、10分~15分程休憩しましょう。
時間がたったら注油していきます。
塗りすぎるとオイルの飛び散りの原因になってしまします。また、汚れが溜まりやすくなってしましますので、薄く塗っていきましょう。
塗りすぎてしまった場合はウエスで優しくふき取りましょう。
拭き上げたら作業は終了です。
注油直後に走り出してしまうと、オイルが飛び散ることがありますので、しばらく時間をおいてあげましょう。
お疲れさまでした!
他にもバリオスのメンテナンスを記事にしていますのでよろしければ読んでみてください!
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