今回は、私が普段愛用しているTANAX Wデッキシートバックのインプレを記事にしたいと思います。
バイク用のバッグメーカー?として有名なTANAXですが、私もキャンピングシートバッグと今回ご紹介するWデッキシートバックを所有しています。
TANAXの製品はライダーのことを考えられて作られており、本当に使いやすいんですよね。
バイクは趣味性の高い乗り物とは言え、バイクの使い方は人それぞれだと思います。
週末だけ走りに行く人や、毎日の通勤・通学で乗っている方もいるでしょう。
ご存じの通りバイクって荷物が全くと言ってよいほど乗りませんよね。
私も大学生でバイクに乗り始めた頃、バッグ類は何も持っていなかったので、学校に行くにもバイトに行くにも、ツーリングに行くにも常にリュックを背負って行っていました。
リュックを背負ってバイクに乗るってシンプルにしんどいですよね。
夏は背中が蒸れに蒸れまくって、肩にはリュックを背負っていたと一瞬で分かる汗の跡がつきます。
グレーのTシャツなんか着ていた時は、泣きたくなりますよね。
こんな状況に我慢できず、このバッグを購入しました。
購入して以降はかなり快適なバイクライフを送れています。もっと早く買っておけばよかったと思うぐらいです。
あの頃の私のようにバイクの積載にお悩みの方、シートバッグが欲しいけど何を買えばよいかお悩みの方へ、1年使って分かったTANAXWデッキシートバックの良い点・悪い点をお伝えします!
リアボックスvsシートバッグ
バイクの積載として「リアボックスとシートバッグ、どっちが良いのか問題」があります。
よく見るのは「トップケース」とか「リアボックス」と呼ばれるプラスチック製のこの箱ではないでしょうか?
このタイプでも良いのですが、個人的にはあまりお勧めしません。
着けたり外したりするのが面倒くさいし、何よりバイクの見た目を損ねてしまいますよね。
バイクの後ろにドーンと置かれると、せっかくのバイクが台無しになっている感じがして、あまり好きじゃないんですよね。
「バイクの見た目なんかどーでもええわい」という超機能性重視の方はリアボックスでもいいかもしれませんね。
でもバイクに乗っている99%の人は「俺の(私の)バイクカッコイイ~」とか「バイクに乗ってる俺(私)カッコイイ~」とか思っていると私は勝手に思っているので、99%の人はシートバッグの方が良いかと思います。
全体的な印象
結論から言うと、普通におすすめです!
この一年間、通勤・通学・ツーリング・買い物など様々な場面で使ってみましたが、このバッグは見事な活躍ぶりを見せてくれました。
何でも使えるオールラウンドなシートバッグだと思います。
使っていて特にストレスを感じることは無かったです。
普段使いにもツーリング用にも使えると思います。
雨が降った時様に専用のレインカバーも付属していますので安心です。
バイクに装着した感じ
結構大事なポイント、装着感を確認しましょう。
シートバッグに対抗するリアボックスがダサく見える原因として、幅が異様にデカいというのがあると思います。
それに対してこのバッグは後ろから見たときにバイクからはみ出さない程度の幅で、ボテッとした印象を与えません。
色はブラックだけですが、どんなバイクにも合うと思います。
装着方法
バイクへの装着方法も超絶簡単です。
①付属のベルトの輪っかをシートに通します。
TANAXではこのベルトを『Kシステムベルト』と呼んでいるそうです。
確かにアルファベットのKになっていますね。
このベルトのおかげで装着が簡単でズレにくくなっているそうです。
②輪っかを通したら、グレーのベルトで長さを調整します。
③4つのバックルが外に出るように、シートを戻します。
はい、完了です。
めっちゃ簡単じゃないですか?
うれしいポイントは、バッグを外さなくてもシートを取り外せるところです。
車体と結合するタイプのシートバッグは、一回バッグを外さないとシート下にアクセスできませんが、これは付けたままでアクセス可能です。
通勤・通学にバイクを使うとなるとほぼ毎日乗ることになりますよね。
私の場合は車検証や車載工具などをシート下に入れていますし、バイクの点検やメンテナンスをする際にシートを外さないといけない場合が多々あります。
そのたびにバッグを外したりしていると、もう発狂しそうになりますよね。
このバッグにはそれがないので安心です。
また、一時的にバッグだけ外す場合もあると思います。
そんな時はバックルがバタつかないように、TANAXから出ている「コネクションバックル」を使うことをおすすめします。
TANAXのキャンピングシートバッグにも使えますので、一つ買っておくと良いですね。
サイズ感
カタログの容量では18~25リットルでキャンピングシートバッグを除く、一般的なシートバッグの中では大きめの部類になると思います。
お気づきの通り、このバッグは拡張できるようになっており、必要な時に容量を増やすことができます。
拡張した状態でA4サイズのリングファイルを入れてみました。
縦にするとはみ出しますが、斜めにしたら入ります。
普段使っているリュックを入れてみました。
少し押し込む形になりましたが、ギリギリ入りました。
ヘルメットも入れてみましたが、私のはきつかったですね。
帽体が小さいものであれば余裕で入ると思います。
仕事や学校で使う荷物なら十分入れることができます。
ツーリングに行く際は、レインコート、タオル、飲み物、カメラ、帰りのお土産などなど十分収めることができますよ。
バッグの中身
続いて中の構造をご紹介します。
バッグの中には開閉が可能な仕切りがついており、荷物を二段に分けることも出来ます。
仕切りはファスナーで開閉可能で、ゴムに引っ掛けることで大きな荷室として使うことも出来ます。
上のふたの部分には小ポケットがついており、小物を入れておくことができます。
今の時期はマスクや消毒液などを入れておくと安心ですね。
地味にうれしいポイント
使ってみてわかったのは、このバッグが背もたれになるということです。
長時間走っていると、やはり少しは疲れが出てきます。そんな時少し力を抜いてこのバッグに寄りかかることができます。
信号待ちでバッグに背中を当てて、背中を伸ばすことも出来ます。
また、バッグのいたるところに引っ掛けることができるDリングが付いているので、工夫次第では積載を拡張することも可能です。
良い所と悪い所のまとめ
- 防水じゃない(レインカバーはあり)
- 鍵を付けたい場合は別途必要
- A4は縦だと入らない(斜めだと入る)
- 二人乗りできなくなる
- バイクの見た目を損ねないデザイン
- 大きすぎず小さすぎない丁度良いサイズ感
- 通勤・通学・ツーリングなど様々な場面で使える
- 取り付けが簡単
- バッグを付けたままシートの着脱が可能
- 必要に応じて容量アップできる
- 仕切りがついている
- 背もたれになる
いかがでしょうか?
私は1年使ってみて、非常に使い勝手が良いと思いました。
お気に入りのバッグになっています!
シートバッグをどれにしようか悩んでいる方は一度検討してみてはどうでしょうか?
北海道一周ツーリングの持ち物を公開した記事も書いています。
コメント